2006.08.16(Wed)
昨日飲んでるときに同期のナベちゃんが、『たまにベティ観るけどあれ、峯ちゃん何にも作らないで楽にやってるじゃん。まんまでしょ』と言いました。
えーそんなことないよーーと言いかけて、ふと思った。
マルセラ役は、私の本質を引き出してくれたんだって。(性格じゃなくて芝居のね;)
上手くいえないけど、演技をするときに無意識に張ってた嘘の膜がいつの間にかなくなってたというか。知らないうちに私の地がするっと乗るようになってた。むしろ「地の演技」の質が変わった気さえする。マルセラ役のナタリアさんの癖やリズムが私と合っていたこともあるだろうけど。
代表作と呼ぶにはまだ早すぎるけど、私の原点になった大切な作品。
こんなに思い入れが強いのは、
初めてのレギュラーだったことや、共演者の仲がよかったことや、長期間やってたこととか理由は沢山あるけど、
ひとつの言葉が、深く残ってるからだと思う。
さっきも言ったけど初めて大きい役もらって、嬉しいよりも不安だった私は、オンエアするなりビデオ撮って先輩に観てもらったのです。
自分で観ると反省点が多すぎて自信がなかった。
「私、合ってると思いますか? ちゃんとマルセラになってますか? 変じゃないですか??」
泣きそうになって先輩に聞いたら、ちょっと苦笑してから返された。
『キャスティングされて演じて放送された。エンドロールで名前が出た。
日本語版のマルセラの声は、もう峯香織なんだよ。香織が本物なんだよ。他にいないんだよ。その自信と責任をもって、これから頑張りなさい』
ぽろぽろぽろぽろ。
目から鱗が落ちる音がした。
当たり前のことをわかってなかった。
それから、ベティだけじゃなくすべての仕事への意識が変わっていった。
その結果として、冒頭のナベちゃんの言葉につながったのかなあと思うと、感慨深かった。
今でも自分が出演した作品のオンエアを見るときは、エンドロールの自分の名前を確認します。
それで、気持ちがきゅっと引き締まるの。
視聴者への”ど…どうでした?”って気持ち(笑)と、
作品や、私を使うと決めた人への責任感と、
そして、自分への誇り。
どんな時でも忘れたくないから。